スズキ目イシダイ科


 若魚は体の横じまが鮮やかで、成長するにつれてその模様は薄くなる。両あごにくちばし状の鋭い歯があり、大型の成魚はその回りが黒く、クチグロと呼ばれる。巻貝やウニ、カニなどを噛み砕いて食べる。幼魚は浅い湾内の防波堤周りにも住むが、成長するとやや波の荒い外洋に面した岩礁などを好むようになる。
 イシダイに比べやや南方系で、体形はイシダイに近く、習性も良く似ている。体の模様は黒から褐色の斑紋に覆われ、成長につれて薄れてくる。成魚では口の周りが白くなり、クチジロと呼ばれる。