フグ目カワハギ科


 顔がいちじるしく長いウマヅラ顔の魚である。マルハギ同様、目の上に1本のつのがあり口は小さい。やや青みがかった灰色で、不明瞭な黒色の斑模様が不規則に入っている。マルハギの成魚は海底からあまり離れないが、ウマヅラは遊泳層の幅が広く、時には海面まで浮上する。外道扱いされるが、大変美味しい魚である。
 カワハギの仲間は硬い皮をはいで料理しないと食べられない為、この名がつけられた魚。小さなおちょぼ口は、針についたエサをついばむように食べてしまうので、針にかかりにくく、エサとり名人として有名である。冬は沿岸の岩礁周りの水深20〜40mへ集まり、そのころが一番の釣果。